窓辺に一人

僕は座り、外を見る

どこまでも降り続けるその白い雪を




音さえ響かない静かな空間に

僕は



一人きりで

貴方を想う







貴方がいなくなってから

どれくらいの時が経ったのだろう

最後に逢ったのがいつだったのか

もう

僕は思い出せない




貴方は

僕にたくさんのものを残して

そして

たくさんのものを奪って

いなくなってしまった・・・




嬉しいはずの

幸せなはずの

貴方との思い出は



僕を

悲しめ

苦しめる




だって貴方が側にいない




貴方との思い出は色褪せることがないのに

貴方の温もりは

とうに冷えて凍りついたまま・・・




徐々に消えて行く温もりをわずかでも残そうと

僕は必死だったのに

その手に残ったのは小さな鈴一つだけ




あの時もらったその鈴だけが

貴方を思い出させるすべて




だって

貴方がくれた想いも

貴方が与えてくれた熱も

僕には現実だったのかもう分からなくなってしまったから




都合のいい夢を見ていただけかもしれない

本当は僕は独りきりだったのかもしれない

そんな考えが頭をぐるぐる回る




ねぇ、今どこにいるの?

僕を置いて

僕を独りにして

貴方はどこにいるの?




お願いだから

お願いだから僕のこと忘れないで?

こんな人間がいたってことを忘れないで?

ずっと

ずっと待ってるから・・・




たとえそれが夢だったとしても







窓辺に一人

僕は座り、外を見る

どこまでも降り続けるその白い雪を




音さえ響かない静かな空間に

僕は



一人きりで

貴方を想う






END




・・・やってしまいました(汗)
何を思ったのか突発的に訳の分からないものを・・・また。
それにしてもこれって何でしょうか・・・?
一応ナルトがカカシを想うってのが書きたかっただけなんですが・・・。


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