いらない人間・・・

そんなものが存在するとしたら

きっと

それは?

オレのこと・・・





存在否定





自分はイラナイんだと
ずっと思っていた



物心がつく前から感じていた周囲の冷たい眼差し
こんな子供に分かるわけないと
投げつけられた言葉の凶器・・・


ああ、違うか
オレが分かろうと分かるまいとどうでも良かったね?
そこに存在するオレというものに対して・・・
自分達の憎しみさえぶつけられれば


でもオレってば知ってたよ?
自分がイラナイソンザイだってこと


だってさ
ずっとそんな状態で?
気付かないほど
オレはバカじゃないってばよ



イラナイ

イラナイ

イラナイ


じゃぁ、なんでオレは生きてるの?

イラナイナラコロシテシマエバイイノニ



ある時、ふと呟いてみた言葉

その日も相変わらずの眼差しで
それでもじっちゃんの命令だからと
乱暴な手つきでオレを世話していた大人の手が

ぎょっとしたように止まった

それから?
慌てるように
逃げるように
オレの前から去って行った・・・



おかしいってば

イラナイんでしょ?

オレのこと・・・

イラナイものは捨てる

子供にだって分かる簡単な図式



オレは何のために生かされてるの?



どこもかしこも虚ろで

空虚しか存在しないこの身体を



抱きしめてくれる人は誰もいないのに・・・







END





これは・・・私がすごく落ちこんでいた時に書いたものなので・・・なんか暗いですι
少し前の私は、まさにこんな気分でした・・・(暗い・・・ι)
ええ、はっきり言ってUPしない方が良かったかも・・・って感じのものですが・・・
気になってあげてしまいましたι
笑って逃げたいけれど、どちらかと言うと・・・
泣いて逃げたいかな・・・。


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